新しいアプリ「うちの本棚」を作っています。読んだ本を表紙で並べて管理するアプリです。

作ろうと思った理由

書店で「これ、持ってたかもしれない」と迷ったことはないでしょうか。私はあります。しかも家に帰ると、たいてい持っています。

もうひとつは積読です。買ったまま読んでいない本が何冊あるのか、正確に答えられる人は少ないと思います。数えるのが怖い、という話もよく聞きます。

どちらも「持っている本が把握できていない」ことが原因です。ならば把握できる道具を作ればいい、という単純な発想で始めました。

登録が面倒だと続かない

読書管理アプリの生死を分けるのは、登録の手間だと思っています。1冊ずつタイトルを打ち込む作りだと、10冊目くらいで挫折します。

そこで、本の裏のバーコードを読み取るだけで、タイトル・著者・出版社・表紙が自動で入るようにしました。あとは棚を選ぶだけ。何冊でも続けて登録できます。

手元に本がないときはタイトルで検索して登録できます。書店で見かけた本を「読みたい」に入れておく、という使い方を想定しています。同人誌や古い本などデータが見つからないものは、手入力でも登録できます。

日本の本には、バーコードが2段ある

作ってみて初めて知ったのですが、日本の書籍の裏にはバーコードが2段ついていることがあります。上が ISBN、下は価格や分類のコードです。

下の段を読み取っても本は特定できません。ところが利用者からすれば、どちらもただのバーコードです。「読み取れません」と言われても、何が悪いのか分からない。

そこで、正しい方だけに反応するようにしました。カメラをどちらに合わせても、ISBN の方だけを拾います。地味な作り込みですが、こういうところで「使えない」と思われてしまうので、時間をかける価値があると考えました。

4つの棚に分ける

  • 読みたい … これから買う・借りる本
  • 積読 … 手元にあるけど、まだ読み始めていない本
  • 読書中 … いま読んでいる本
  • 読んだ … 読み終えた本

「積読」を独立した棚にしたのが、このアプリの立場です。持っているけど読んでいない本は、読みたい本とも読んだ本とも違う状態にあります。そこを曖昧にすると、積読が何冊あるのか分からないままになります。

一覧で本を長押しすれば棚を移せます。「読書中」に移すと読み始めた日、「読んだ」に移すと読み終えた日が自動で記録されるので、日付を打ち込む必要はありません。記録のための操作を増やさない、というのは全体を通しての方針です。

記録は端末の中だけ

登録した本もメモも、すべて iPhone の中だけに保存されます。会員登録もログインも不要です。

機種変更のときは、設定画面からバックアップファイルを書き出して、新しい端末で読み込めば引き継げます。

なお、バーコードやタイトルから書誌情報を取得するときだけ、openBD と Google Books API に問い合わせます。送信するのは ISBN や検索語だけで、本棚の中身やメモ、評価が送られることはありません。詳しくはプライバシーポリシーにまとめています。

これから

開発の進捗はこのブログとアプリページでお知らせします。

アプリの詳細は「うちの本棚」アプリページにまとめています。