新しいアプリ「うちのタロット」が、公開に向けて準備中です。朝に1枚引いて、夜にその日を振り返るiPhoneアプリです。
アプリの側から結果を言わない
タロットアプリを作るにあたって、最初に決めたのはこれでした。
「今日はこうなる」とは言わない。
アプリが表示するのは、カードが描いているものと、その向きが示す意味だけです。それが自分の一日にとって何を意味するかは、引いた本人が決める。そういう作りにしました。
理由は単純で、アプリに断定されたことを信じても、あまり良いことがないと思ったからです。「今日は災難に注意」と言われて一日を過ごすのは、たぶん誰の役にも立ちません。カードは考えるきっかけであって、答えではない、という位置づけにしています。
中心にあるのは「記録」
このアプリでいちばん時間をかけたのは、占いの部分ではなく記録です。
同じカードがまた出たとき、前にこのカードが出た日はどうだったかを見返せます。結果画面に、前回の記録とそのカードが出た日の傾向が出ます。
記録が溜まってくると、「このカードの日は、自分にとってこういう日だったな」というものが見えてきます。これは占いの的中率とは無関係で、純粋に自分の記録として意味を持つ部分です。カードは、その日を思い出すためのインデックスのようなものになります。
夜の振り返りは、◎よかった/○ふつう/△いまいちと、ひとことメモだけ。項目を増やすと続かないので、ここは徹底的に削りました。
1日1枚に制限した理由
引いたカードはその日ずっと残り、翌朝リセットされます。
何度も引き直せるようにすると、「いいカードが出るまで引く」という使い方になります。それをやると記録が意味を持たなくなるので、1日1枚にしました。引き直し自体はできますが、あくまで例外という扱いです。
朝の通知が来て、電車の中で片手のまま数十秒で読む。「完了」で締めると「今日はここまで」の画面になる。夜にもう一度通知が来て振り返る。1日2回、合わせて1分くらいで終わる分量に収めています。
完全オフラインで動く
カード画像78枚(大アルカナ22枚+小アルカナ56枚)はすべてアプリに同梱しています。占いと記録に関する通信は一切ありません。 機内モードでも動きます。
通知もローカル通知として登録しているので、サーバーを介さず、アプリを終了していても時刻どおりに鳴ります。夜の通知は、その日カードを引いていて、まだ振り返っていないときだけ鳴るようにしました。まだ引いていない日に「振り返りましょう」と言われても困るので。
記録はすべて端末内にのみ保存されます。アカウント登録は不要です。
なお、無料で提供するため画面上部にバナー広告を1枚だけ置いています。リワード広告やインタースティシャル(全画面広告)は入れていません。 カードごとの記録は利用者自身が積み上げたものなので、それを見るのに広告を挟むのは違うと考えました。
カードの絵について
ライダー・ウェイト・スミス版(1909年、Pamela Colman Smith 画/Arthur Edward Waite 原案)を使っています。原画はパブリックドメインです。カードの解釈文は、このアプリのために新たに書き起こしました。
これから
App Store への申請に向けて準備中です。公開され次第、このブログとアプリページでお知らせします。
アプリの詳細は「うちのタロット」アプリページにまとめています。なお本アプリは娯楽を目的としたものです。医療・法律・金銭に関する判断は、専門家にご相談ください。