毎日体重を測っていると、「あれ、減ってる?」という日が必ず来ます。デグーの体重減少は気にすべきサインである一方、測定条件のばらつきや正常な変動であることも多いです。慌てて結論を出す前に、順番に確認していきましょう。

我が家のデグー「こげ」の記録の経験をもとに、確認の手順をまとめます。

まず:その「減少」は本物か

最初に疑うべきは、病気ではなく測定条件です。

  • 同じ時間帯に測ったか … 食前と食後では数グラム変わります。「朝の餌やり前」など条件をそろえて測り直してください
  • 1回の値ではなく数日の傾向を見たか … デグーの体重は日単位で数グラム上下します。1回の測定で判断せず、2〜3日続けて測って傾向を見ます

条件をそろえても減り続けている場合に、はじめて「体重が減っている」と判断します。

減り方で緊急度が変わる

減り方目安対応
数日で体重の5%以上減250gの子なら約13g以上早めに受診。急な減少は食欲不振や病気のサインであることが多い
1〜2週間かけて緩やかに減少数グラムずつ継続的に下のチェックポイントを確認しつつ、続くなら受診
増減を繰り返して横ばい平均するとほぼ一定正常な変動の範囲であることが多い。記録を継続

急な減少ほど危険です。デグーのような小動物は体が小さいぶん、数日の食欲不振でも急速に消耗します。「様子を見る」期間は長く取らないでください。

確認したい6つのチェックポイント

  1. 食べているか … ペレットと牧草、それぞれの減り方を見ます。牧草だけ残す・硬いものを避けるようになった場合は不正咬合(歯の伸びすぎ)の可能性があります
  2. よだれ・口元の汚れはないか … 歯のトラブルのサインです。デグーの体重減少の原因として歯の問題は非常に多いです
  3. フンの大きさ・量・形 … 小さくなった、量が減った、形が不揃いになった場合は消化器の不調や食事量の低下を疑います
  4. 動きと姿勢 … 動きが鈍い、丸まってじっとしている、毛づやが悪い——いずれも体調不良の一般的なサインです
  5. 飲水量 … 急に増えた場合は糖尿病など、減った場合は体調不良の可能性。デグーは糖の代謝が苦手な動物です
  6. 環境の変化 … ケージの移動、同居デグーとの関係、室温の変化、換毛期。ストレスでも食事量は落ちます

受診時に持っていくと役立つ記録

小動物を診てくれる病院は限られており、診察時間も長くありません。言葉で説明する代わりに記録を見せるのがいちばん確実です。

  • 体重の推移(いつから・どのくらいのペースで減っているか)
  • 食事の内容と食べた量の変化
  • フンの様子(可能なら写真)
  • 気づいた行動の変化とその日付

「1週間で250gから238gに減った」と数字で伝えられるかどうかで、診察の精度が変わります。

よくある質問

Q. 換毛期に体重が減るのは普通ですか? 換毛期は代謝が上がり、食欲や体重が多少変動することがあります。ただし「換毛期だから」と決めつけず、5%を超える減少や食欲の低下を伴う場合は受診してください。

Q. 高齢のデグーの体重減少も受診すべきですか? はい。加齢で筋肉量が落ちて緩やかに減ることはありますが、高齢の子ほど病気が隠れている可能性も上がります。減少のペースが速い場合は年齢にかかわらず受診をおすすめします。

「いつから減ったか」をすぐ出せるように

筆者が開発しているうちのデグーは、体重をグラフで記録し、食事や様子のメモも一緒に残せます。受診時にグラフをそのまま見せられるので、この記事で挙げた「持っていく記録」を日々のワンタップで用意できます。

本記事は受診の目安をまとめたもので、診断に代わるものではありません。心配な症状があるときは、小動物を診られる動物病院にご相談ください。