物件の情報を実際の公的データから調査して、カルテのように一冊にまとめるiOSアプリ「うちの不動産カルテ」を、App Storeの審査に提出しました。ここまでの開発を一区切りとして、内容を残しておきます。
どんなアプリか
物件を登録すると、その住所をもとに以下の情報を公的データから自動で調査できます。すべて実データで、取得できない項目は「取得できませんでした」と正直に表示し、偽のサンプル値は出しません。
- 住所→座標変換と標高の取得(国土地理院API)
- 洪水・土砂災害・津波・高潮・液状化のハザード情報(不動産情報ライブラリ)
- 最寄り駅を近い順に3件(距離・徒歩時間・坂道具合まで)
- 周辺施設(コンビニ・スーパー・病院・保育園・学校・公園・バス停・飲食店)
- 直近の取引価格・地価情報
- 最寄りの小学校・中学校と距離(学区情報)
- 物件・最寄り駅・周辺施設の地図ピン表示
調査結果は保存され、次回開いたときも最終更新日つきで確認できます。
技術構成
- SwiftUI によるUI、MapKit による地図表示
- データは端末内保存のみで、独自サーバーは持たない構成
- 国土地理院・不動産情報ライブラリ・OpenStreetMap(Overpass API)の公開APIを利用
- 不動産情報ライブラリのAPIキーはKeychainに安全に保管(未設定でもキー不要な調査は利用可能)
- 広告・アナリティクスは入れていません
物件情報という比較的センシティブなデータを扱うため、「端末の外に出さない」ことを最優先にした構成です。
審査に出すまでに準備したこと
- アプリアイコンとスクリーンショットの用意
- App Store Connect での情報入力(説明文・カテゴリ・年齢区分など)
- プライバシーポリシーの整備(端末内保存・外部APIへの送信内容の明記)
- 各APIが取得できない場合のエラーハンドリングの見直し
プライバシーポリシーは「うちの不動産カルテ」プライバシーポリシーにまとめています。
これから
現在は審査の結果待ちです。無事に公開できたら、改めてこのブログとアプリ紹介ページでお知らせします。
物件探しや持ち家の管理で「情報があちこちに散らばって把握できない」と感じている方に、頼れる一冊のカルテとして届くとうれしいです。アプリの詳細は「うちの不動産カルテ」アプリページにまとめています。