新しいアプリ「うちの交通ナビ」を作っています。経路検索に加えて、移動の「もしも」まで提案する交通ナビです。

本当に知りたいのは、着く時刻ではない

既存の乗換案内は、目的地に着く時刻を出すところまでは完璧です。困るのはその先でした。

旅先で「ここにあと何時間いられるのか」。乗り換えの改札を走りながら「この1本を逃したらどうなるのか」。空港へ向かいながら「何時までに出れば間に合うのか」。

どれも、出てきた経路を見ながら自分で逆算していることです。時刻表を持っているアプリの側が計算した方が早いはずだと考えました。

時間から考える移動

そこで、目的地からではなく時間から考える機能を中心に据えました。

  • 滞在可能時間:その場所にあと何時間いられるか
  • 到達可能範囲:○時間でどこまで行けるか
  • 到着締切逆算:空港やフェリーに何時までに出ればよいか
  • 途中下車時間:途中で降りて、どのくらい過ごせるか

一本逃したときの影響と、乗換の余裕

一本逃した場合に何がどう変わるかを出します。あわせて、乗換に余裕があるかどうかも示します。

乗換時間が3分の経路と15分の経路では、同じ「到着時刻が5分早い」の意味がまったく違います。速さだけで選ぶと、当日いちばん消耗する経路を引くことになります。代替便と安心ルートを用意しているのはそのためです。

公開交通データを使う

公開GTFS/GTFS-JPと通常ODPTを基本に利用します。

設計で気をつけているのは、期間限定の情報やリアルタイム情報が使えないときでも、基本機能が動き続けることです。データの提供が止まった瞬間にアプリごと使えなくなるのでは、移動中にいちばん困ります。

鍵を端末に置かない

外部APIの秘密鍵はiPhoneに保存せず、必要な通信はYutarouLabsのバックエンドを経由します。ログインは不要です。

これから

開発の進捗はこのブログとアプリページでお知らせします。

アプリの詳細は「うちの交通ナビ」アプリページにまとめています。